塗装でかなり手間取りましたが,やっと完成しました.やはり,ラッカー塗装は大変でした.塗膜が薄いから回数塗る必要がある,という意味がやってみてわかった感じです.要するに,ラッカーの主成分はほとんど溶剤で,乾燥は早いけど,乾くとほとんど成分が残らない,と言うと言い過ぎですが,それくらいの感覚でいた方が良いかも知れません.で,結果をあせって一日になんども塗り重ねると,下の塗装まで溶けたりします.また,塗膜が薄いので,下地処理が甘いと結局いつまでも凸凹しています.ただ,塗膜の質は固くて,磨くと輝くのでとても気持ち良いです.触った感じもキュッキュッとしますし.結局,ネックはクリアラッカーを刷毛で繰り返し塗って,うまくできたのですが,ボディーの方は,スプレー缶に頼りました.Webで見た情報の通り,毎日少しずつ,一週間かけて塗り重ね,その後一週間は乾燥に徹して,完成した次第です.パーツ類もそれなりにこだわって改良したのですが,完成品はとても気に入っています.苦手だったオクターブチューニングにも慣れ,結構精度良く作れたと思います.さあ,これから練習だ!
タイトルを見ると定番の議論に見えますが,もっと現実的な話で.今時,普通に電子回路を設計するならばトランジスタと思っていたのですが,微妙であることがわかりました.理由は入手性です.
ご存じの通り,半導体は単体のトランジスタから集積回路へと一気に進化したので,単体のトランジスタ,特に増幅用途のものは次々と廃版になっていることに気が付きました.
単体で残っているトランジスタはスイッチング用途で,アンプ向けに適した特性は考慮されていないものが多いみたいです.
オーディオ向けのアンプも通常はオペアンプなどの集積回路を使うことが普通な様で,無線の様な高周波の増幅器も,モジュール化されていることが多いです.しかも,モジュールは携帯などのUHF領域のものがメインかも知れません.
学校で習うようなCR結合の一石増幅器とか作ろうとしたら,廃品種になりかけの2SC1815とか2SK30とかを使いたいところですがねぇ.
話を元に戻すと,真空管に関しては,最近のオーディオブームやギターアンプ需要のためか,ロシア製,中国製を中心に復活しています.なので,低周波でも高周波でも電力増幅器を作ろうとした時に下手すると真空管の方が安かったりします.パワートランジスタがFETもすぐに2,3千円したりしますが,真空管が千円台で買えたりします.なんだか,複雑な気分ですね.