月: 2013年11月

2013年のマイクロマウス全日本大会

昨日,千葉県の流山で開催されているのを見学して来ました.全日本の決勝ともなると,完走するのは当たり前で,限れらた時間内での最短経路探索と走行制御性能のわずかな差の争いとなっていました.さすがです.東日本の大会で見損なったファンによる吸い付き型のマウス「紫電改」は,今回はしっかりと見ることが出来ました.結果は残念でしたが,異次元の走りを見ただけでも感動です.フォーミュラーカーでも似たようなものが一時期登場して安全面から?禁止になりましたが,マイクロマウスでは,人の生命がかかっているわけではないので,この手の技術競争を徒に制限せず,自由にしておいた方が技術革新につながり,好ましいと感じました.
東日本大会で素晴らしい成果を残された「こじまうす9」は,短い期間に新型への移行をしたこともあり,熟成が足りないことをご本人も認められていましたが,ハーフマウスの決勝では群を抜く走りを見せ,見事に優勝されていました.おめでとうございます.
自分もやってみたいと思いますが,まずはこのお二人の様に何か新しいアイデアがひとつ無いと,ただ参加するだけになってしまうので,それをみつけてからと思います.

ダイポールアンテナのエレメント追加

週末に,20mバンドのエレメントを追加しました.フルサイズは,帯域が広くて気持ち良いですね.長さを調整していて気が付いたのですが,左右の長さのバランスが狂うと,インピーダンスが高くなる(オフセンターとか呼びましたっけ?)ので,共振周波数を合わせるだけではなく,左右のバランスも合わせることが,SWR低下に重要です.もっとセンターからずらして,トランスでマッチングをとるというのもありですが(VCHアンテナみたいですね).今まで学んだことがいろいろ参考になり,楽しく調整できました.アンテナの具合はとても良く,夜間まで皆さんのCW交信が聞こえました.
ただ,副作用として,既存の40m,15mのVSWRが悪化しましたが,そちらは,アンテナチューナーで対応ということで.

短縮ダイポールアンテナ

ついこの前,「やっぱりバーティカル」みたいなことを書きましたが,40mバンドについては国内優先でしょう,とか,リファレンスとしてダイポールをおさえておこう,とかいろいろな考えがあって,張ってみました.庭が7mくらいしかとれないので,フルサイズは無理です.雨ざらし,陽射し燦燦という状況を考えて,とりあえず,市販品を使うことにしました.ということで,Diamond AntennaのW-721を導入です.今までバーティカルを実験していた伸縮ポールにバランをとりつけ,片方を庭木,もう一方を家のベランダを超えて家の裏へ,という如何にも影響の大きそうな配置になってしまいました.
それでも,15mバンドの方は,うまくいきそうです.アンテナアナライザでは,19.8MHzとかで共振していたので,調整用のヒゲを思い切って丸ごとはずすと,21.05MHzくらいでVSWRが1.0-1.1という良い値になりました.一方,40Mバンドは話になりません.何もしない状態だと5.8MHzで共振です.両側50cmくらいのヒゲを全て切って何とか7MHzに共振しましたが,VSWR2.5くらいで,100オームのインピーダンスを示しています.建物や地面が近いと容量結合があって,インピーダンスが低くなって困るものと思っていた私には意外な結果です.
ρ= (Zo – ZL)/(Zo + ZL), VSWR = (1 + |ρ|) / (1 – |ρ|)なので,Zo=50オーム,ZL=100オームだとVSWRは2くらいになるので,正確にはZL=125オームというところでしょうか.噂では,短縮ダイポールのコイルの部分は結構敏感で,これが建物や地面に近づくと,かなりVSWRが変化するとのことでしたから,その影響でしょう.インピーダンスが高くなるのはよくわかりませんが.ちなみに,14MHzで測定すると高いインピーダンスを示して電圧点になっているようなので,その意味では正しい状態なのかも知れません.

バーティカルアンテナ再び

以前もネタにしましたが,やっぱりHFのバーティカルを建てたいという気持ちが強くなってきました.国内メーカーから出ているものは種類が少ないのですが,海外メーカーからはいろいろと面白いものが出ています.有名なButternutは,1/4λの接地型ですが,トラップなしで,なるべく全身で共振すべく工夫が凝らされています.Cushcraftは,噂によると1/4λではなく,3/8λくらい?な設計だそうで,ノンラジアルとのことですが,8本のカウンターポイズが生えていて,GPアンテナ風です(1.5mとかあったりするので,設置場所を選びます).面白いのは,GapとかForce12とかのVertical Dipoleですね.とりあえず,今関心があるのは20mなので,Gap Mono Bandの送料についてメールで問い合わせてみました(国内の代理店にメールを出したらエラーになったのでUSへ).数日で返事があり,詳しい住所がわからないと送料がわからないというので,再度連絡したのですが,その後,一週間以上連絡がありません.製品が百数十ドルなに,$200とかかかりそうで,返事に困っているのかも知れませんけど.その間になんとなく気持ちが離れて行って,今は,RadixとかのV型ダイポールをL字型にして,Vertical/Vertical Dipoleの実験でもやろうかとたくらんでいます.
GAPアンテナのMonoGAPシリーズ