カテゴリー: キット

NorCal 2N2/20製作続き

先週末に続きのハンダ付けをしました.
結構大変です.やはり,部品の値をパーツリストの方で確認しながら実装するという工程が時間を食います.仕事でやるならば,予め資料を作ってやるところですが,確認しながらやった方が確実とも言えますので,このまま続行.
更に大変だったのは,トロイダルコイルの巻き巻きです.これに至っては,パーツリストだけでは不十分で,回路図を見ないと巻き数がわかりません.今までいくつかキットを作ってきて,いつも気になるのはコイルの巻き方です.なるべくコアにぴったりにと思いながらも,あまりうまくいきません.結果に悪影響が出ていないので,そのまま忘れてしまうのですが,本当は,基礎データを集めたい気分ですね.
この辺りの工程は,電源を入れても,イヤフォンでノイズ音を確認するだけなので,テストの実効性が薄いですが,全然動かなくなる,というミスだけは検出出来ます:-)

NorCal 2N2/20製作開始

先週末から着手しました.昨年秋に買って,ずっと寝かしてあったのですが,最近PFR-3Aを作った勢いで,ハンダ付けやりたい病が継続中です.基板の面積を見るとそれほど大きくないので,世の中で噂されているほどには手間がかからないのでは?とタカをくくっていたのですが,そこにはワナが...
実は,抵抗やダイオード等を立ててハンダ付けすることが多い基板で,面積の割には部品点数が多いです.しかも高密度実装のためランドの直径も小さめで,スルーホール基板なので,まるで最近のデジタル回路の基板みたいです.
ハンダの仕上がりが気になったので,途中から共晶ハンダに変更したくらいです.
作り方の説明のところには,「R7を実装する」とか「C15を実装する」という指示しかないので,いちいちパーツリストと見比べて抵抗値や容量を確認する必要があり,結構煩雑です.
PFR-3Aに比べると,かなり細かいステップ毎に動作チェックがあります.逆挿し保護のダイオードとコンデンサをつけただけでテスタで電圧チェックとか,やり過ぎな気もしますが.昨晩は,受信回路を電鍵操作でOn/Offする部分まで作り,テストして終わりにしました.
これは時間がかかるぞ~.

PFR-3A:SWR計のLEDは,取り付けミス

昨晩,帰宅後にPFR-3AのSWR計のLEDの電流制限抵抗を小さな値に変更したのですが,全く明るさは変わりませんでした.これは?もしかするとLEDが逆向きに接続されているかも?との疑念が湧いてきました.LEDと直列に整流(検波)用のダイオードが接続されていますが,ある程度の電圧までは逆向きにも若干電流が流れるので,現状LEDが暗く光るのも説明がつきます.ということで,ここから大変面倒な作業開始です.LEDは基板からケースに直接顔を出しているので,基板をケースからとりはずす必要があります.また,PFR-3Aの基板はスルーホール基板なので,部品をはずすのも結構厄介です.以前,470Ωの抵抗を入手するために買った高輝度LEDを代用品として使うことにして,現状のLEDは足を切り飛ばし,一本ずつハンダゴテで熱してはずし,基板の穴をきれいにして,新しいLEDと交換.LEDの直径が若干大きく,ケースの穴からきちんとは顔を出しませんが,多少奥まっていた方が,明るいフィールドでも確認がし易いので良しとします.ケースを組み上げる時間も惜しんで早速電源を入れると,なんと,とても明るく光ります.チューニングつまみを回すと,結構センシティブではありますが,ある程度の長さのワイヤーが接続されていれば,きちんと消灯するポイントがみつかります.キットに入っていたLEDは赤だったのですが,今回交換した高輝度LEDは黄緑色で,さわやかな?仕上がりになりました.
で,なぜ,LEDの向きを間違えたか?の分析ですが,まず,説明書では,LEDのフラットな面を基板のシルクに合わせることになっています.しかし,同梱されていたLEDはまん丸でした.二番目の原因としては,普通はLEDのアノードの方が足が長いので,それを信じて回路図を眺めて,正しそうな向きに差したのですが,それが敗因だったかも知れません.海外のLEDでは,足の長さでアノード,カソードを判断すると間違える,という情報もウェブサイトでみつけました.やはり,後々の手間を考えるとテスターで確認すべきでした.
とりあえず,SWR計は明るく点等する様になったので,今後の運用が楽しみです.

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SWR計のLEDが暗い

PFR-3Aには,内蔵のマニュアルアンテナチューナーの機能があります.で,SWRが下がったことは,ブリッジに接続したLEDが消灯することで検出する様になっています.で,このLEDが暗いんです.youtubeで他の人のPFR-3Aの動きを見ると,もっと明るく輝いています.不足品だた電流制限抵抗の470Ωが大きいのかも知れません.LEDの電流は特性バラつきが結構あると聞きます.ということで,どこぞで1kΩぐらいのVRを入手して,例の470Ωにパラにつないで試してみようと思います.

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The PFR-3 Baby Black Widow Portable Paddle

もともと,PFR-3Aには,パドルのオプションがありました.ElecraftのKX-1と同じ様な感じでケース手前にくっつく感じです.が,残念なことにこのオプションは現在ディスコンになっています.そこでYahooのグループでも話題になっていて,ehamでのレビューでも評判が良いのが,表題のpaddleです.ちょっと大きい様な気もしたのですが,DXでも$50くらいで入手可能なので,とりあえずpaypalで注文してみました.来るのが楽しみです.

PFR-3Aで遊ぶ

日曜日は,朝からPFR-3Aで遊びました.昨晩遅くまで一気に仕上げたので,後半は若干雑な部分もありますが,良しとします.一番気になっていたのは,BLT (Balanced Line Tuner)の出来というか動き,効果です.特に40mでは,半端な線ではなかなかSWRが下がらないことがありますから.
英語の説明が表面的で,なかなか仕組みが頭に入らなかったのですが,どうやら,背面のスイッチはbalanced lineとcoaxialを切っておく側に倒すのがデフォルトの様です.最近,Yahooのメーリングリストでも同様のことではまっている人が居ました.
SWRを示すLEDについては,反射波が大きい(SWRが高い)間は光る,というのを逆に勘違いして,明るく付くポイントを探してしまいましたが,coaxialの方でダミーロードを付けたら消灯したので気がつきました.
受信チューニング用バリコン(RX PEAK)を調整して,更に,LOADとTUNEも,信号音(雑音でも良いかな)が大きくなるように調整してから,BLTもTUNE側にして電鍵をキーダウンすると,初期値としてはかなり良いところへ行く,ということもわかりました.
赤,黒の双方に10mくらいの線を付け,赤の方は窓枠の上をはわせてテストしたのですが,20m, 30, 40mのどれも結構良い受信感度でした.マイコンのせいか,あるいはDDSのせいかよくわかりませんが,Sierraに比べるとノイズが高い気がします.でも,手軽さは上ですね(キーヤーとチューナー内蔵ですし).
途中から,エネループ8本を内蔵して,そちらでテストを続行.メッセージも2種類だけ記憶できるということで,CQ CQ …を覚えさせました.再生すると,普段自分が売っているのとはペースが違って,自分の誤り?に気がつくという落ちもありましたが.
申請が済んだら,屋外へ連れ出して送信込みの実験をしないと.
(QRPについては,包括免許にしてくれると嬉しいのですが)

PFR-3A製作(7日目)

土曜日は運動会に応援に行く予定が入ってますが,出発前のちょっとした時間を使って,庭でケースにクリアラッカーを吹き付けました.加減がよくわからず,一部偏った吹き付けになったところは白濁しましたが,乾燥すると透明に戻り一安心.一度に厚塗りをするのは良くないので,帰宅後に二度目を吹き付けることにします.
で,二度目の吹き付けはイマイチでした.小さいケースだから100mlのスプレーを用意したのが良くなかったか,あるいは,一度目の攪拌が弱かったか,二度目はなんとなく霧がボッテリしていて,吹き付けた表面が梨地みたいになってしまいました.しかも,ところどころにはやや大きめの粒子がついている感じです.そうこうしている内にスプレーが空になり,乾燥後に改善することに期待します.
夕方も別件の用事があり,帰宅後に続きの作業を再開.470Ωの抵抗は,高輝度LEDとセットでハンズに売っていたので,それを購入したのがあります.抵抗を実装後,最終的なテストをします.これまでテストをして来た006Pでそのまま出力を計測したところ,1Wも出ません.よく見ると,縦ぶれ電鍵をキーダウンした時はLEDが暗くなり,明らかに電源容量不足です(当たり前ですが).ということで,鉛蓄電池に接続を変更してためすと,40m, 30mでは5W強,20mでは7Wくらいという,先人の皆様とほぼ同等の出力が得られました.

テストが終わって安心したところで,ケースへの組込みに進みます.若干生乾き気味…のケースに基板を実装し,各種コネクタ類も取り付けます.電源ジャックは,付属部品が2.1mm版だったので,そのまま利用(別途用意したものはケースの穴に入らなかったです).ワイヤーアンテナ用の端子は,なんとなく加工精度が悪くて気に入らなかったので,別のものに変更しました.ただ,付属品はケースと絶縁する様にモールドされていますが,別途用意したものは,そうではないため若干気になります.とりあえず,しっかりネジ止めすれば大丈夫なので,今回は気にしないことにしますが,もっと良さそうな部品がみつかれば入れ替えようと思います.
付属品の同軸コネクタも若干固いので,本当は入れ替えたいところですが,手持ちが無いのでそのまま使います.
一通り配線を済ませ,バッテリーケースも取り付けると,夜中の12時をまわってしまいました.コイル類がぐらぐらするのは良くないので,高周波ワニスをたっぷりかけて,完成後のテストは日曜日にすることにします.

PFR-3A製作(6日目)

作業も終盤に差し掛かったので,金曜日の晩は,ケースのデカール貼りをやりました.子供の頃にプラモデルを作った時を思い出させます.自分で切り取らないといけない点が若干異なりますが,ピンセットで水から拾い上げてケースの上に配置し,水気をティッシュで吸い取って固定するというのは同じです.若干傾いたり,ずれたりしても機能がわかれば良い?という割り切りでせっせと作業を完了.一晩乾かしたら,明日はクリアラッカーを散布して保護します.

PFR-3A製作(5日目)

グループ5の仕上げに入ります.
とりあえず,470Ωの抵抗は入手出来ないまま,先に作業を進めました.
約8mm浮かせてマッチングを表示するLEDをハンダ付けしました.説明書では,フラットな面を基板のシルクに合わせなさい,とのことでしたが,同梱されていたLEDはフラットな面がなく,長い脚がアノードと信じて実装しました.海外の部品はたまに逆のものもあるとのことで,要注意(テスタで確認すれば良かったかも知れません).
5T:25Tのトランスの巻き巻きは,説明があっさりしていて戸惑ったのですが,要するに,基板のシルクの感じで巻けばOKです.これもマニュアルアンテナチューナーのマッチング検出用ですね.
ここから,いよいよ大詰めの大型コイル巻き巻きが始まります.
#24の線も太く(magnet wireという英語表記がどうも苦手です.なんか磁性体で出来た線材みたいに感じるのは私だけ?),取り回しの雰囲気が今までのコイルとは異なります.巻いた線の途中にタップ用の線をハンダ付けするのが,100Wのハンダ付けでも大変,という記事を読んだのですが,意外にあっさりとハンダ付けできました.もしかすると,線材の品質が変わったのかも知れません(自動温度調節付きの半田ごてだと,太線のハンダ付けの際に自動的にパワーアップしてくれるのが効いているかも).
ごつい塊を基板に実装するのが手間ですが,何とか押し込んでハンダ付けしました.少し浮かせるようにとの注意書きがありましたが,全体がごつくて,必然的に浮いてしまうので,心配ありません.
ここまでやって,グループ5の作業は終了.
470Ωをなんとかしないと.