5月28日にいつものJG1GPY局,JL1NIE局と奥多摩の大岳山へSOTAアクティベーションに行きました.
前回の雁ヶ腹摺山では21MHzで不本意な結果であったため,思い切ってアンテナをRadixのV字DP改に変更し,多めの荷物で出撃です(リグは最近お気に入りのATS-4b).
Radixの改造ポイントは21MHz対応です.RD-S106の21MHz用の延長コイルを持っていないため,ホームセンターでステンレス棒1mを購入し,オリジナルと交換.それでも長さが足りない分は,キャパシタハットにワニ口クリップでビニール線をぶら下げて調整.
結果としてコイル無しのフルサイズDPになったためか,とても調子が良く,コンテストが始まる前の短時間に8局と交信できました.皆様,ありがとうございました.
今回の山行の二つ目のテーマは昼食作りです.冬の間に急に興味を持って入手,レストアした骨董品のRadius No.21というケロシン(日本では灯油)・ストーブの実験です.
プレヒートのアルコールに点火,バーナーヘッドが十分暖まってきたところで灯油が気化したガスに点火し,無事本格稼働.
そこからは,兼ねてよりパスタの研究を重ねているシェフのJG1GPY局に試していただきました.気温が高くなってきたせいか,大き目のメスティンに灯油ストーブの組み合わせでも,思ったより短時間でお湯が沸き,おいしくいただくことができました.
本日の総歩数,24,573歩.よく歩きました(笑).
#次回までの研究テーマは,アンテナのマルチバンド化,と置いてみました.
桝形山無線倶楽部の皆さんと,菰釣山(こもつるしやま)にアクティベーションに行きました.
先日変更申請が終わったばかりのATS-4bの実験,21MHzのEFHWの実験,ハムフェアでゲットしたリチウムイオン電池で作った電源の屋外初運用など,初物尽くしの実験です.
山頂までは,時間はそれほど長くはかからないのですが,急な上り坂が連続するため,結構疲れるというか息が上がります.
前もってATS-4bのキーメモリーにコールサインやSOTAの情報を入れておいたので,21MHz様にEFHWアンテナ(7mのビニール線)を釣竿で設置後,ひたすら送信するも全く応答が聞こえず,「コンディションが悪いのかなぁ」,と考え,その後JL1NIEさんがspotしてくださったのですが,それでも全く応答が得られず.次第に山頂の寒さが身に応え始め,あきらめかけていたところ,JL1NIEさんが,「7M4EZBは信号は強いが全然応答しない」とWebサイトに書かれていると教えて下さり,どうもATS-4bの受信がうまくいっていないことがわかり始めました.おそらく受信フィルタの調整が誤っていると推測されます.
自宅のアンテナは14MHzと7MHzしかないため,21MHzの受信フィルタは,ノイズを頼りに調整しただけでした.
コンディションは結構良かった様で,ZLからも強い信号と言われていたそうで.私の信号に一生懸命応答してくださった皆様,本当に申し訳ございませんでした.
9月に製作し,10月中に変更申請が間に合い,あとはアンテナという具合にあまり余裕の無いスケジュールのしわ寄せがこんな形で表れてしまいました.せめてもの救いは,皆様のおかげで,作り立てホヤホヤのリグで遠くまで信号が届くことを確認できたことです.どうもありがとうございました.
これからリグを再調整して,次回に備えたいと思います.
山頂が寒くて写真をほとんど撮らなかったのですが,少しだけ.
かなり時間が経ってからの報告になりますが,今年の夏8月14日に初めてSOTA (Summit On The Air) というものに挑戦しました.既にSOTAを楽しまれているJL1NIEさん,JG1GPYさんに連れられて,山梨県の大菩薩嶺(JA/YN-024)に登り,Mountain Topperに活躍してもらいました.
リグ,アンテナ用釣竿,頂いたパドル他もろもろ
この写真が,山頂で「お店を広げた」状況です.
山頂は意外と気温が低く,レインウェアの上着を着ながら,寄ってくるハエと闘いながらの運用は,なかなか忙しないものでしたが,JG1GPYさんから頂いた小型パドルのおかげで,無事4名の方と交信することができました.つたないキー操作のお相手をしてくださった皆様,どうもありがとうございました.
マイクロスイッチで作った自作小型パドルも試したのですが,スイッチのOn/Offストロークが深く,なかなかテンポよく打鍵?することが難しかった印象です.
アンテナは,14MHz用の自作ダイポールで,バランは,QRPに特化してコアはFB-801を使い,バルサをくりぬき,中に埋め込む超軽量なものにしました.なので,普通の釣竿でもそれほど垂れ下がらずに設置できることが売りなのですが,いかんせん,4,5mの釣竿では地上高が低いみたいで,信号強度が弱いというレポートを更新した皆さんからいただきました.次回までに改善したいと思います.
山頂で運用中の軽量バラン
先日,欲張ってポールの高さを高くしたら,チューニングが60kHzほどもずれてしまいました.給電部が家の屋根から遠ざかったので当然と言えば当然ですが,こんなに影響を受けていたとは.FT450の内蔵チューナーがgive up していたのでおかしいと思ったら60kHzもずれて...
説明書によると「10kHzあたり1cm長くする」のが調整方法とのことで,エレメントを6cm長く引き出したらドンピシャ.7.010くらいを中心に7.000-7.035くらいまでSWRが1.5以下で,なかなか良さそうです.やはり高く上げないとねぇ...
嬉しいニュースです.6月頃に知り合いのJL1NIEさんからFT-450MとRadixのVDP(40m, 20m)などいろいろを譲っていただきました.無線機追加の変更申請を済ませ,ポールをベランダに立ててアンテナも設置.急にまともな局に昇格してしまいました.JL1NIEさん,ありがとう.
国内の様々なバンドがとても賑やかになるので,アンテナの状態確認も兼ねて何時間か参加しました.6m, 40mはアンテナの調子があまり良くない?のか聞こえも飛びも今一つなかんじだったため,後半は20mのみで過ごしました.モービルホイップ at ベランダの構成が災いしてか,6, 4, 8エリアのみの交信に終わりました.途中のスキップを避けるためには,ダイポールアンテナの併用が良いのかも知れません.面白かったのは,午前中,6エリアからつながり始め,次第に4エリアとも交信が可能になり,山口,広島,岡山あたりまで近づき,愛知の方の信号が聞こえましたが,これは空振りで終わり,その直後くらいから北海道がつながるようになったことです.これは次第にF層が下がってきたとか,下に成長してきたということなのでしょうか?
この本は,いろいろと”目から鱗”なことが書かれています.特に,ベランダアンテナとアース,ラジアルに関する記載は秀逸です.ざっくり書くと,1/4λバーティカルをベランダに立てる場合,(1)ラジアルとして電線を多量に散りばめる,(2)ベランダの手すりをアースにする,(3)GP(エレベーテッドラジアル),という選択肢があります.結論から言うと,(3) > (2) > (1)で効率が良いということです.基本的な考え方として,「電流腹を建物から遠ざける」というのが一番重要.なので,エレベーテッドが一番良い.また,GPアンテナの場合,ラジアルは一本だとL字ダイポールでバーティカルな輻射にはならない(対称形に張るのが重要)ということも書かれています.
また,アンテナのローディングコイルについて,ボトム,センター,トップと考えると,ボトムは電流腹なのでそこにコイルを入れると効率が悪い様なことを言われているが,実際はそうではない.センター,トップになると高いインダクタンスのコイルが必要になり,巻線数が多い必要があり,抵抗値が上がりQが下がるのでよろしくない.大型コイルをボトムに入れるのが実装まで考えると良い,というのも”目から鱗”でした.まあ市販のホイップはどちらにしろ大したコイルではないので,ダメか.
で,これらをまとめると,狭いベランダでコンパクトに効率よいアンテナを立てるとなると,1/2λのバーティカルな気がするのですが,あってますかね?電流腹は建物から離れるし.バーティカルダイポールは,給電が面倒なので,以前作ったみたいなEFHWにするのが良さそう.短縮したければ,1/2λのセンターにコイルを入れるので良いのか?いろいろ試してみたくなりました.
でも,よく考えたらセンターにコイル入れて短縮して,オフセット給電したら,それってVCHアンテナじゃん.なんか同じところをぐるぐる回っている気がする.
CQ出版からかつて出ていた本です.内容,とても充実しています.技術的な説明,コンピュータシミュレーションを併用した解説,実際の製作のいずれも,実践的でとても参考になります.残念ながら本は持っていないのですが,図書館で借りて閲覧することが出来,一気に読んでしまいました.とにかく参考になります.CQ出版には是非再度発行していただき,最近巷にあふれつつある数々の都市伝説?を払拭して欲しいものです.
少し前にセンターローディングのモービルホイップアンテナであるHF20CLををベランダに付けました.ベランダはアルミの手すりが付いているので,通常ならば車体にアースするところを静電結合で手すりをラジアルにする作戦です.結果はとてもうまくいき,アンテナ直下でSWRを測定すると限りなく1.0に近く,しかも広い帯域で1.5以下でした.
これに気を良くして,以前から持っているHF40CLと入れ替えたところ,どうもうまくありません.SWRが2~3の辺りで高止まりで,不安定,あきらかにラジアルが足りていません.
ということで,とりあえず,アルミの手すりがところどころ途切れている部分をアルミテープ(キッチンとかの目張りに使うようなもの)を貼って,電気長を長くする作戦に出たところ,肝心のHF20CLでSWRが不安定になり,共振点が高い周波数へ移動するという,奇妙な影響が出たため,急きょ元に戻しました.ラジアルは共振点に合わせて何本か用意すべし,というのを実感した次第です.とりあえず,今の気分は20mオンリーなので,このままにしておきます.
良い勉強になりました.深いなぁ.
よく知られていることですが,実際に試してみて,「ああ,やっぱりバーティカルの方が打ち上げ角が低かった」というのを実感しました.例のIBPビーコンを聞いてみただけなのですが,うちのダイポールは設置した高さが低いために上にしか電波が飛んでいなかったみたいで,受信時も国内のIBPビーコンしか入りませんでした.ところが,ベランダに設置したバーティカルに変えたところ,ハワイとかが聞こえて,逆に国内が聞こえなくなりました.香港やオーストラリアが聞こえないと思ったら,現在停止中とのこと,残念.
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