About snapper
aitendoで買い物
とても面白い店です.
半導体,特にトランジスタ類については,型番だけ見ると「懐かしいやつが残ってる」,と歓喜しますが,よく見ると海外の互換チップだったりすることもあります.性能についてどれくらい違うかはわかりませんが,既存製品の修理のためとかだと,注意が必要かも知れません.でも,古い部品は劣化していることがあるので,その意味では互換品で最近製造されたものの方が良いかも?また,日立,東芝,NECといった定番のメーカーのトランジスタも仲良く混じって売られているので,それを探すのも楽しいです.
FCZコイルみたいなIFTを自作するためのキットもとても安く売っています.また,どこかの基板からはずして来たような部品もあるので,昔ながらの秋葉原のジャンク屋がこぎれいな店構えになったとも言えます.
ちょっと遠いですが,今後の巡回コースに含めようかと(開店が午後なのが難点).
第二種電気工事士の技能試験
終わりました.事前に13種類の課題が公開され,実際の試験はその中のひとつが出るのですが,今回はNo.1が選ばれました.これは大きな難関は無いのですが,細かくポイントがちりばめられているので,落ち着いて作業をすることが重要そうでした.会場は普通の教室の様なところで暖房も効いており,その点での心配は無用でした.また机も比較的広く,家で練習しているのと同じような条件で作業できたのも好印象です.ごみ袋を机に貼るテープがあった方が良いとか,工具を並べるタオルを持って行った方が良いとか,いろいろと前情報がありましたが,どれも不要で,例えば工具に関しては,皆,直接テーブルに並べてガチャガチャと作業していました.
器材については,練習用に入手していたものと同じで全てPanasonicのものであり,安心して作業ができました.線材については,家で用いていたものよりもシースの素材が柔らかく,作業がやりやすかった印象です.ただ,注意点としては,シースと内側の絶縁被覆,絶縁被覆と銅線の間の滑りがとても良く,被覆を剥く作業は容易なのですが,内側の線がシースの中でとてもずれ易く,ひっかけシーリングへ挿すときにずれて難儀しました.反対側を90度折っていてもずれるので,今後受ける人は注意した方が良いかも知れません.
リニアアンプの設計(その2)
ハムフェアで入手した基板はモトローラのRFトランジスタ向けの設計になっているので,自分の設計に合わせてゴリゴリと基板のパターンを修正.こういう時はリューターが役に立ちます.
一方,LTspiceの方は,最後の詰めがなかなか.RFトランスの巻き数比やインピーダンスの調整は,収束してきましたが,出力波形のFFTの結果がいまひとつ.新スプリアス基準も解釈がいろいろあって心配なのですが,とりあえず,定K型を5段と多めに用意してみました.回路シミュレーションの結果を見ると,かなり効果があるみたいですが,spiceの計算精度の問題化,フィルタの段数を増減しても,あまりスペクトルに変化が見られない気がします.なぜ?
リニアアンプの設計(その1)
三菱電機のRF用パワーMOSFETを使えば簡単なのはわかるのですが,結構なお値段もしますし,飛ばしたらお財布にも痛いです.最近はスイッチング電源用に高速かつ頑丈なMOSFETが安価に売られているので,これを利用しない手はないでしょう.鈴商でIRF530(単価200円)で入手してから設計開始です.スイッチング電源用のMOSFETは,ON/OFFで使うことが前提になっているので,増幅器に使おうと思うとデータシートの情報では不足気味です.とりあえず,回路シミュレーションだぁ!ということでLTspiceの登場です.「トロ活」他の回路を元に適当に設計して,シミュレーションを繰り返します.どうやらVgsが4Vを超えるとONになる特性なので,リニアアンプには使いやすいかも知れません(リニアアンプは入力電力も比較的大きいですよね,接続する無線機にもよりますが).
航空無線通信士
総通は和文モールスがあって一生?無理そうなので,それを除くと自分にとって無線系の最後の資格になります.海上無線通信士と似たような感じかと想像していたのですが,法規の内容が結構異なり,いろいろと勉強になりました.若い人が多く,懐かしい雰囲気の中での受験でした.送話の試験では,試験官の方から早過ぎることと,5文字毎に間をおくことなどの注意(というか,今後のために教えてくださった感じでした)を受け,結果が心配でしたが,なんとかパスした様です.ということで,今,免許証発行の手続き中です.
追伸:その後すごい早さで処理していただけたみたいで,一週間くらいで免許証が届きました.
トロ活???
リニアアンプ関連を調べていると,「トロ活」という言葉を目にします.最初は,何のことかわからなかったのですが,「トロイダル・コア活用百科」という本をsさ指していることがわかりました.国内ではFCZコイルが全盛ですが,海外から無線機キットを購入するとトロイダル・コイルが多用されており,その理解のために前述の本を買ってありましたが,なかみは中身は電力増幅器の説明にも多くのページが割かれています.
伝送線路トランスの技術が中心になっており,これを使って広い帯域の電力増幅器を少ない部品で作るというのが特徴の様です.
使用半導体部品は旧いのですが,MOS FET向け設計がきちんと記載されているので,今でも十分役に立ちます.
リニアアンプ勉強中
QRPでスタートしていますが,たまには少し送信電力を上げて運用してみたいじゃないですか.東京ハイパワーさんが残念なことになってしまい,世の中にはkWクラスの極端なリニアアンプ以外は普通には売っていません.じゃあ,作ればいいじゃないか,ということで調査を始めているところです.
最初に気になるのは,半導体です.昨今はリニアアンプに使えるようなトランジスタは続々と廃品種になっているので,みつけてもプレミア価格がついています.そんな中でも三菱電機のRDなんちゃらHHF1は手頃な価格で入手できるので良さそうです.他には,スイッチング電源用のパワートランジスタは比較的高い周波数でも頑張るので,HFならば使えるとのことで,ネットで検索するといくつも製作事例に出会うことができます.
CW用なのでB級プッシュプルの”リニア”なアンプである必要すら無いのですが,電力効率やLPFをの負担を考えるとそれが無難かも知れません.
今年のハムフェアでもリニアアンプ用基板,コアのセットもどきを入手しましたし,エレキジャックの過去記事やら,AN762やら,情報は豊富で,回路はシンプルなので,簡単なところからスタートしましょう.
ベランダバーティカルアンテナとラジアル
少し前にセンターローディングのモービルホイップアンテナであるHF20CLををベランダに付けました.ベランダはアルミの手すりが付いているので,通常ならば車体にアースするところを静電結合で手すりをラジアルにする作戦です.結果はとてもうまくいき,アンテナ直下でSWRを測定すると限りなく1.0に近く,しかも広い帯域で1.5以下でした.
これに気を良くして,以前から持っているHF40CLと入れ替えたところ,どうもうまくありません.SWRが2~3の辺りで高止まりで,不安定,あきらかにラジアルが足りていません.
ということで,とりあえず,アルミの手すりがところどころ途切れている部分をアルミテープ(キッチンとかの目張りに使うようなもの)を貼って,電気長を長くする作戦に出たところ,肝心のHF20CLでSWRが不安定になり,共振点が高い周波数へ移動するという,奇妙な影響が出たため,急きょ元に戻しました.ラジアルは共振点に合わせて何本か用意すべし,というのを実感した次第です.とりあえず,今の気分は20mオンリーなので,このままにしておきます.
良い勉強になりました.深いなぁ.
バーティカルアンテナ vs. ダイポールアンテナ
よく知られていることですが,実際に試してみて,「ああ,やっぱりバーティカルの方が打ち上げ角が低かった」というのを実感しました.例のIBPビーコンを聞いてみただけなのですが,うちのダイポールは設置した高さが低いために上にしか電波が飛んでいなかったみたいで,受信時も国内のIBPビーコンしか入りませんでした.ところが,ベランダに設置したバーティカルに変えたところ,ハワイとかが聞こえて,逆に国内が聞こえなくなりました.香港やオーストラリアが聞こえないと思ったら,現在停止中とのこと,残念.
テレキャスキット製作の続き(完成)
塗装でかなり手間取りましたが,やっと完成しました.やはり,ラッカー塗装は大変でした.塗膜が薄いから回数塗る必要がある,という意味がやってみてわかった感じです.要するに,ラッカーの主成分はほとんど溶剤で,乾燥は早いけど,乾くとほとんど成分が残らない,と言うと言い過ぎですが,それくらいの感覚でいた方が良いかも知れません.で,結果をあせって一日になんども塗り重ねると,下の塗装まで溶けたりします.また,塗膜が薄いので,下地処理が甘いと結局いつまでも凸凹しています.ただ,塗膜の質は固くて,磨くと輝くのでとても気持ち良いです.触った感じもキュッキュッとしますし.結局,ネックはクリアラッカーを刷毛で繰り返し塗って,うまくできたのですが,ボディーの方は,スプレー缶に頼りました.Webで見た情報の通り,毎日少しずつ,一週間かけて塗り重ね,その後一週間は乾燥に徹して,完成した次第です.パーツ類もそれなりにこだわって改良したのですが,完成品はとても気に入っています.苦手だったオクターブチューニングにも慣れ,結構精度良く作れたと思います.さあ,これから練習だ!