About snapper
RadixのVDP
先日,欲張ってポールの高さを高くしたら,チューニングが60kHzほどもずれてしまいました.給電部が家の屋根から遠ざかったので当然と言えば当然ですが,こんなに影響を受けていたとは.FT450の内蔵チューナーがgive up していたのでおかしいと思ったら60kHzもずれて...
説明書によると「10kHzあたり1cm長くする」のが調整方法とのことで,エレメントを6cm長く引き出したらドンピシャ.7.010くらいを中心に7.000-7.035くらいまでSWRが1.5以下で,なかなか良さそうです.やはり高く上げないとねぇ...
「びんぼうでいいの」by aitendo
格安ですが確実に動くので気に入ってます.ただ,このお店の商品の特徴として,よく仕様が変更になるというのがあります.このボード自体もバージョンアップがされているのですが,それ以外に「びんぼうでいいの」用のパーツセットも密かに変更になっていたのにはまいりました.前回買った時は16MHzのXtalも入っていたのですが,今回は入っていませんでした.だから高いとか損したとかいうつもりはないほど,価格設定が低いのですが,気が付かなかったためにXtalを別途買って来なかった痛手が大きいです.パーツセットなんだから入れておいて欲しかった(コストがかさむならば多少値上げしても良いので).
で,ついでに「あちゃんでいいの」も買ってきて組み上げたのですが,表面実装の部品もあり,なかなか作りごたえがあります.MTRを作ったことのある人ならば,何とかなる範囲かと思います.
Arduinoで何をするか?
いろいろやりたいことがあります.以前から騒いでいるマイクロマウスもありますが,買ってきた半導体の特性を測る測定器も作ってみたいです.例えばカーブトレーサとか.あとは,周波数シンセサイザというか発振器というか,も無線機の調整用にあると便利です.変調がいろいろかけられると尚更便利です.他に,CWの自動復号とか,アンテナチューナーも作ってみたい.いずれも市販品もありますが,やはり自分で作ってみたいものです.
ステッピングモーターと組合わせて,NCな工作機械も面白そうです.硬いものは難しいですが,樹脂や木材相手のものならば,楽しいかも知れません.
Arduino
こんなに簡単とは思いませんでした.マイクロマウスだけではなく,様々な制御に使えると思い,Arduinoの世界に足を踏み入れてみましたが,昔のマイコンとは異なり,とても簡単に試すことができることがわかりました.
さすがに,出来合いのを買ってくるのは自作派として気が引けたので,aitendoの「びんぼうでいいの」に手を出してみました.多少は難儀することを覚悟していたのですが,ネット上に情報が数多く存在するため,試したその日のうちにモーターのPWM制御まで出来てしまいました(モーターシールドは秋月で市販品を買いましたが).
USB<->シリアルの変換チップが,Arduino UNO3Rの標準とは違うICなので,専用のドライバが必要なこと(aitendoの製品の説明ページにリンクがあります)が,少し特殊なくらいです.店頭で売っているCPU(Atmega328P)が,「Arduinoのブートローダーなし」,なので,それを別途用意する必要があります.誰かに作ってもらっても良いですが,私はマルツでブートローダ書き込み済みのAtmega328Pを買いました.あとは,これを使って,増殖させることができます.
ブートローダーライターもaitendoで購入しましたが,aitendoのwebサイトの説明にある,optifixのコードが少し古いため,最新版のarduino IDE(開発環境)では,コンパイルエラーを起こします.どうやら,コードの領域?をconstにして欲しい様な旨のエラーが出ています.これについては,書き換え方法を紹介しているサイトもありましたので,検索すればすぐみつかると思います.昔の版のArduino IDEに戻す方法を紹介しているサイトもありますが,出来れば最新版でコンパイルできた方が気持ち良いと思います.
ALL JA 2015の結果
結果が公表されてされていました.QRP(PFR-3A)+モービルホイップで半日ちょっと,20mだけ参加したのですが,さすがに下から数えた方が圧倒的に早い順位で.参加しただけでログを提出しないのは無理に?QRPの相手をしてくださった皆様に申し訳ないので,これからも毎年続けたいと思います.
FT-450Mが来た!
嬉しいニュースです.6月頃に知り合いのJL1NIEさんからFT-450MとRadixのVDP(40m, 20m)などいろいろを譲っていただきました.無線機追加の変更申請を済ませ,ポールをベランダに立ててアンテナも設置.急にまともな局に昇格してしまいました.JL1NIEさん,ありがとう.
ALL JA 2015
国内の様々なバンドがとても賑やかになるので,アンテナの状態確認も兼ねて何時間か参加しました.6m, 40mはアンテナの調子があまり良くない?のか聞こえも飛びも今一つなかんじだったため,後半は20mのみで過ごしました.モービルホイップ at ベランダの構成が災いしてか,6, 4, 8エリアのみの交信に終わりました.途中のスキップを避けるためには,ダイポールアンテナの併用が良いのかも知れません.面白かったのは,午前中,6エリアからつながり始め,次第に4エリアとも交信が可能になり,山口,広島,岡山あたりまで近づき,愛知の方の信号が聞こえましたが,これは空振りで終わり,その直後くらいから北海道がつながるようになったことです.これは次第にF層が下がってきたとか,下に成長してきたということなのでしょうか?
「釣竿アンテナ製作ノート」つづき
この本は,いろいろと”目から鱗”なことが書かれています.特に,ベランダアンテナとアース,ラジアルに関する記載は秀逸です.ざっくり書くと,1/4λバーティカルをベランダに立てる場合,(1)ラジアルとして電線を多量に散りばめる,(2)ベランダの手すりをアースにする,(3)GP(エレベーテッドラジアル),という選択肢があります.結論から言うと,(3) > (2) > (1)で効率が良いということです.基本的な考え方として,「電流腹を建物から遠ざける」というのが一番重要.なので,エレベーテッドが一番良い.また,GPアンテナの場合,ラジアルは一本だとL字ダイポールでバーティカルな輻射にはならない(対称形に張るのが重要)ということも書かれています.
また,アンテナのローディングコイルについて,ボトム,センター,トップと考えると,ボトムは電流腹なのでそこにコイルを入れると効率が悪い様なことを言われているが,実際はそうではない.センター,トップになると高いインダクタンスのコイルが必要になり,巻線数が多い必要があり,抵抗値が上がりQが下がるのでよろしくない.大型コイルをボトムに入れるのが実装まで考えると良い,というのも”目から鱗”でした.まあ市販のホイップはどちらにしろ大したコイルではないので,ダメか.
で,これらをまとめると,狭いベランダでコンパクトに効率よいアンテナを立てるとなると,1/2λのバーティカルな気がするのですが,あってますかね?電流腹は建物から離れるし.バーティカルダイポールは,給電が面倒なので,以前作ったみたいなEFHWにするのが良さそう.短縮したければ,1/2λのセンターにコイルを入れるので良いのか?いろいろ試してみたくなりました.
でも,よく考えたらセンターにコイル入れて短縮して,オフセット給電したら,それってVCHアンテナじゃん.なんか同じところをぐるぐる回っている気がする.
釣竿アンテナ製作ノート
CQ出版からかつて出ていた本です.内容,とても充実しています.技術的な説明,コンピュータシミュレーションを併用した解説,実際の製作のいずれも,実践的でとても参考になります.残念ながら本は持っていないのですが,図書館で借りて閲覧することが出来,一気に読んでしまいました.とにかく参考になります.CQ出版には是非再度発行していただき,最近巷にあふれつつある数々の都市伝説?を払拭して欲しいものです.
第二種電気工事士
実技試験は準備というか練習が結構大変でしたが,無事合格しました.通知も届いたので,現在免許証発行の手続きを進めています.来るのが楽しみです.