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第一級海上無線通信士(その一)
昨年の一陸技,今年の三海通を合わせると,一海通の全科目免除に相当します.所定の書類を無線協会に提出すると一週間くらいで合格証明書が送られてきます.あとは,この書類に記載された合格番号?を記入して,従事者免許証の申請をすれば取得できるとのことで,早速準備.
第三級海上無線通信士
昨年,一陸技の資格を取得しましたが,通信士の資格が欲しい!と思い,三海通の試験を受けました.一陸技を持っていると,工学系の試験が全て免除になるので,法規,英語,通信術の3科目受験になります.法規は,他の無線の資格を受けていればわかる部分と,海上通信特有の世界(特に遭難通信,GMDSS関連)があるので,きちんと勉強する必要があります.英語は,ヒアリングもあります.他の方が体験談で書かれているのと同じく,2回はゆっくり,最後の一回は早く読むので,注意が必要です.日頃勤め先などでTOEICを受けている方にとっては,それよりも多少簡単かな?というレベルです.但し,内容が海上無線の世界に寄っていますが.
通信術は,通話表を用いた送話,受話と,キーボードを使った直接印刷電信の試験があります.通話表は,例のアルファ,ブラボー,チャーリーというやつですね.アマチュア無線で別な言い方を身に付けてしまっていると困るかも知れませんが.送話の時に,「始めます,本文」,とか「終わり」とかをきちんと言わなくて減点されて気がします.キーボードは,最近の人は慣れているので,皆さんスラスラと完了されていました.今回は,過去問と通信術用のCDだけ購入して練習しました.私個人としては,一番勉強したのは法規かも知れません.先日,ハガキが届き,合格の二文字が.念願のプロの通信士ですね.一陸技とは異なり,免許証には英語表記が入るのと,自分のサインも入ります(パスポートみたいですね).それらを記入した書類を早速送付しました.早く来ないかなぁ,免許証.
HF40CL (第一電波工業)
庭に一本アンテナをと考え,いろいろ迷った挙句,まずはモービルホイップでお試しすることにしました.最近,センターローディングのヨサゲなアンテナが多いので,早速調達.ホームセンターで入手したステンレスパイプを地面に刺し,移動用に持っていたアルミポールを固定して,その上にセット.導電性のポールだから少しはラジアルの足しになるかもという淡い夢はすぐに消え去り,何本か手持ちの電線をラジアルとしてぶら下げて,なんとか,VSWRを1.5以下に抑えた状況です.
ちょっとなめてました.今度VCHと比べてみようと思います.
地デジチューナー HVT-T2SD
旧いアナログTVを再利用すべく,アイ・オー・データのチューナーを買いました.Amazonで3000円弱で入手したのですが,この値段とはとても思えないほど中身がよく出来ていて驚きました.必要な機能を備え且つ簡便なI/Fというのは家電製品では特に重要です.また,ブラウン管型TVの画像の美しさも再認識した次第です.PDPもなくなり,液晶ばっかりになると寂しいですね.
秋月のLCRメーター(DE-5000)
ある日秋月のサイトを見たら,LCRメーター(DE-5000)が安く売っていました.容量が測れるデジタルマルチメーターは持っていましたし,VCHアンテナの製作でローディングコイルを手巻きしたこともあり,Lの測定をしたいと思っていたところでした.Strawberry Linuxのキットも評判が良いみたいだったので,いつか作ろうと思っていましたが,同じ様な値段でこんなまともな計測器を売っているとは驚きです.先日,秋葉原に行った際に,店頭に山積み?になっていて,思わず,オプションも含めて購入してしまいました.同じように手に取る人(主に年配の方々)も多く,とぶように売れていました.皆さん,無線家だと嬉しいです.
作成中のNorcal 2N2/20のVFOコイルを早速測定したみました.回路図上では,#28が40Tで7.7uHとなっていますが,100kHzの実測では,6.979uH (Qは36くらい).一割ほどインダクタンスが足りません.あと4回くらい巻こうかどうか迷ったのですが,とりあえずそのまま続行することにしました.VFOの周波数が高かったら,あとで思い出すことにします.
VCHアンテナ
持ち運びが手軽なHFアンテナのひとつとして,VCHアンテナが有名です.インターネット上に参考となる情報が山のようにありますので,詳細は割愛しますが,普段あまり飲まない炭酸の500mlペットボトルを飲み,コイル用の筒の準備完了.7mくらいの銅線かアルミ線が必要なのですが,百均で買ったアルミ線は,アルミ色のものでも表面に塗装がされていて,調整用のタップが取り出し難いことがわかり,ちょっとおごって錫メッキ線を使いました.念のため10M用意しましたが,千石で入手した自在ブッシュでペットボトルの平坦部一杯巻くと調度10m使いました.10m一杯使うと5MHzくらいで共振したので,無駄な長さでしたが,まあ良しとします.
スピーカー用の1.25sqの線をエレメントにし,とりあえず自宅のカーテンに洗濯バサミでぶら下げましたが,意外と簡単にSWRが1近くまで下がりました.ただ,その時に用いたカウンターポイズが5.2mではなく,ダイポール用の10m線だったので,長過ぎてオフセットになっていなかったと思いますので,今度もう一度調整してみます.とりあえず,受信に使うだけでも意外と感度が良く,感心しているところです.
IIJmio導入
ちょっとアマチュア無線からは話がはずれますが,無線つながりで.
近頃流行のスマフォよりも以前からZaurusを愛用しています.中身のLinuxが開放されていることもあり,未だに使い続けています.ところが,最近になって,So-netからbitWarp(W) PDAが終了する旨のメール連絡があり,更にご丁寧に自宅に電話までかかって来ました.特に割安な代替プランを提示されたわけでもなく困っていたのですが,思い切ってIIJmioを導入することにしました.
とは言っても,ZaurusにSIMが挿さるわけでもありません.以前買ってあったCFの無線LANカード(11g対応)を使って,IIJmioのSIMを使ったモバイルワイヤレスルーターでインターネット接続をする作戦にしました.
素のままのZaurusでは,11g対応の無線LANカードをサポートしていないのですが,さすがにZaurusのコミュニティはかなり繁栄していたので,有志の方が作成されたドライバがあり,しかもWPA/WPA2にまで対応しています.
IIJmioは,最初のころは登録してから使える様になるまで一週間とかかかっていたみたいですが,今はウェルカムパック for イオンというのがあり,即日開通します.近所のイオンの携帯電話コーナーに行くと,ゲームソフトみたいなパッケージに入ったIIJmioが密かに置かれていて,おそるおそる係りの人に渡すと,A4一枚の注意事項を呼んでサインをさせられます.この値段(申し込み3150円,月々945円)でpayするには,あまり手間をかけられないのでしょう.注意事項は,返品不可とかそういう内容でした.購入予定のルーターはL-09Cだったので,様準SIMでOKなことも確認.
翌日,新宿の中古携帯ショップ?でL-09Cを入手し,トンボ帰りして,自宅でIIJmioの登録手続きを完了.ちなみに,このSIMは購入して90日以内にサインアップしないと無効になるそうです.それだけあれば,機器をゲットすることは可能でしょうけど,購入を検討されている方はご注意ください.
L-09Cの設定には,はまりました.L-09Cの設定は,USB経由では不可で,無線LAN経由でしかできません.まずはノートPCに件の無線LAN CFカードを挿して,L-09Cに接続しようと思ったのですが,L-09Cデフォルトの暗号設定WPA2)にノートPCのドライバが対応していなくて接続できませんでした.万事休す,かと思われましたが,驚くべきことにZaurus用のドライバは,WPA2にまで対応しており,ノートPCを経ずにいきなりZaurusで接続して,いっきに解決.慎重にことを進めようとしたのが仇というか,結果オーライと言うか.
bitWarp PDAは公称200kbpsくらいだったのですが,公称128kbpsのIIJmioの方がサクサク動くのは,巷の評判通りです.ついでに,L-09Cのバッテリは予想以上に持ちが良かったのも満足.
「高周波技術センスアップ101」CQ出版
どうやら,CQ出版のRF DESIGN SERIESは面白いとわかったので,続けて購入しました.アイコム,アルインコで無線機の設計をされていた方が書かれています.センスアップのタイトル通り,ある程度回路理論がわかった上で読むのがお薦めかと思います.一通り目を通した後で市販キットの回路図を見つめ直すと新たな発見がありそうです.
その後読み進んだのですが,なかなか参考になります.特に各種ダイオードの使い分けの部分はわかり易いです.ゲルマニウム,整流用,PIN,SBDなどいろいろありますが,それぞれの特性に合わせて,送受やバンド切替用,検波用に使い分けることの技術的な説明が記載されていて,とても参考になります.市販のキットの回路を見ても,そのあたりが若干怪しいものが見受けられますね.
「実験して学ぶ高周波回路」CQ出版 その2
どうやらこの本は,出版元のCQ出版ではすでに「品切れ重版未定」状態の様です.Amazonでは,まだ扱っているみたいなので,欲しい方はお早めに.
復調のあたりまで読み進めましたが,やはり楽しい本です.各種検波のこともきちんと説明していますし,実際の回路図も示されていて,回路自体についてはウダウダ説明が無いところが,かえって好感が持てます(その意味では,慣れている人向けですね).おかげで最近は通勤の電車内が楽しく過ごせています.
変復調,検波などのICもいくつか紹介されており.試してみたくなります.
無線関連の旧い本だとどうしても廃版すれすれのTrやDiを使うものが多く,それはそれで楽しいのですが,それ以外でもLA1600とかTA7358を使った情報がほとんどで,バリエーションが欲しいと思っていたところでした.
これからしばらく実験で楽しめそう...
「実験して学ぶ高周波回路」CQ出版
ふらっと立ち寄った本屋で手に取り,中身を見たところ,タイトルのライトさ?の割りに中身が面白くて購入しました.ICOMの方が書かれているらしく,旧い部品じゃなくて比較的新し目な部品を使っていたこと,Tr.のSパラメータを使った話が具体的にでていたこと等が目を引きました.今までの知識の穴が埋まっていくみたいで気持ちの良い本です.
読み終わったら,また感想でも...